三国湊町に佇むレトロな空間・旧森田銀行本店が見応えありまくりな件!
三国湊町のおしゃれカフェ・ジェラートを堪能した私たちはお腹も満たされてご機嫌(*´▽`*)
すぐ向かいの登録有形文化財である旧森田銀行の建物が目に留まりに立ち寄ることに♬
このレトロな外観がおしゃれな旧森田銀行本店は1920年に建設された森田銀行の本店で、福井県内に現存する鉄筋コンクリート造最古の建築物です。レンガのように見える外観はタイル造り。
三国町は古来から北前船が行き交う越前の玄関口とも呼ぶべき要港として発展してきました。
その北前船による廻船業を生業とした豪商の一人が創業主である森田家だったそうです。
明治時代になり廻船業の衰退を察知した森田三郎右衛門は、1894年(明治27年)に森田銀行を創業し、業種転換を図りました。森田銀行は福井県内において福井銀行、同じ廻船業者設立の大和田銀行に次ぐ県内上位の優良な銀行に成長し、1920年(大正9年)この建物が新しい本店として完成しました。
設計技師は横浜市開港記念会館や長崎県庁も手がけた山田七五郎氏。大工棟梁は地元の四折豊氏。細部までこだわり抜かれたデザインと建築技術の質の高さが伺える高貴な造りの建造物です。
森田銀行はその後の金融恐慌を受け、福井銀行と合併し、近年まで福井銀行三国支店として営業されていました。
1994年(平成6年)坂井市(旧三国町)の財産となり、詳細な調査を踏まえて復元保存工事を行い、平成11年7月より一般公開が開始されました。
ではでは早速中へ!!!正面の扉を開けると早速目に飛び込んでくるのは長い木のカウンター。
この1片7あるというカウンターは一枚の木で作られているんだそうです。
銀行といえば金庫!!!
さすがに扉はずっしり重たくセキュリティは厳重です!
写真の右上にある正方形の小さな扉は、メインの扉が開かなくなった時のスペア用の入口で奥でつながっているそうです。
続いて独立円柱と呼ばれる柱。
こちらの柱の茶色の部分は木でできていますが石に見えるようなマーブル手法が施されているそうです!
触ってみるとツルッツル!!!w 非常に高い技術が必要で現在の職人さんで再現できる方はいないんだとか、、、
ちなみに一番お金もかかっている部分だそうです☆是非触ってみてね(*´▽`*)
こちらは頭取部屋にあった棚とカーテン。なんだか西洋風のモダンなデザインです。
棚の布地は当時のままだ。そして七宝焼きの取っ手の中のデザインは当時の日本ではそこまでの技術がなく、インドから取り寄せたそうです。
まさに細部にわたるこだわりと質の高さ!!
階段を登って2階へ行くこともできます。この手すりの立体的な模様もとても手が込んでいます!!
会議室
そして最後は天井
写真からも中央の漆喰が立体的であることが分かりますが、一番突き出ている部分はなんと50cmもの厚みさそうです。
さて、旧森田銀行の建物としての価値の凄さは伝わりましたでしょうか?!( *´艸`)
この見応え抜群の文化遺産である旧森田銀行ですがなんと入場は無料。
私たちが行った際はスタッフの方がいて建物の詳しい説明を聞くことができました☆
今何かとアツイ三国湊町❣町歩きの際にはこの旧森田銀行本店に是非ふらっと立ち寄ってみてください。
旧森田銀行本店
〒913-0045 福井県坂井市三国町南本町3-3-26
電話:0776-82-0299 ファックス:0776-82-7392(一般社団法人三國會所)
開館時間:9:00~17:00(夜間催事がある場合は22:00閉館)
休館日:12/29~1/3
入館料:無料
駐車場は見当たらなかったので三国駅にある市民駐車場を利用しました☆(40分まで無料、以降1時間ごと100円)
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