歴代領主の祈願寺 三国最古の瀧谷寺
福井県にはたくさんのお寺がありますが、
今回ご紹介するのは、南北朝時代の末期、永和元年(1375年)に創建された三国町最古の寺院、瀧谷寺(たきだんじ)。
こちらは、福井に歴代藩主の祈願寺としても有名で、境内では静けさの中に力強いパワーが感じられます✨
国宝や重要文化財も多数展示されている瀧谷寺。じっくりレポートしていきます(^^)ノ
(アクセスや開館時間など最後にまとめておきます✍)
駐車場に車を停めて、受付で拝観料をお支払いして、いざ境内へ!
石の回廊が続いていますが、
木が生い茂っていてあまり光が届かず、少し薄暗い印象。。
まもなく1つ目の門が現れます。
写真を見てわかるように、先が見えないくらい長~い参道がまっすぐに伸びています✨
右手に見えるのが竜泉院。
老木がうっそうと茂っている姿には趣があります✨
しかし、山門までが遠い・・・・w
グリーンのマットが敷かれていますが(おそらく雨上がりだったので滑り止めかな??)、
福井産の笏谷石を敷き詰めた石畳の参道となっていて、
かつての戦国武将朝倉氏や柴田氏をはじめとする福井藩、丸岡藩の藩主が歩いた道なんです!
両側に植えられているのは椿🌼「椿のある寺百選」にも数えられているんだとか☆
長い長い参道を、セミたちの大声援を一身に受けながら黙々と歩き、
ようやく山門にたどり着きました!
反対側から見るとこんな感じ。2階建ての構造になっており、2階部分には鐘が。
こちらの山門”鐘楼門”は柴田勝家が寄贈したものだそうで、県指定文化財となっています。
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瀧谷寺では、建物の外観・内観ともに撮影NGとのこと。。
本堂・観音堂は、江戸時代中期の建造物で県指定文化財となっいます。
本堂にある”橡の間”の格天井には、明治の画家源西園の豪華な花鳥画六十三枚が描かれており、
迫力のある欄間の竜の彫刻は、三国の生んだ天才彫刻家山田鬼斉の手になるもので1本の木から造られたものだそうです。
瀧谷寺の歴史や説明を聞いた後は、廊下をぐるりと一周見学することができます。
こちらが瀧谷寺の見どころの一つ、名勝庭園です。
本殿の見学が終わると、いったん外へ出て宝物殿へ。
宝物殿は昭和50年6月に落成。
展示スペースはさほど広くはありませんが、
国宝の金銅毛彫相華文磬をはじめ、重要文化財数点を含む貴重な仏像・仏画や古文書、美術工芸品など400余点を収蔵しています。
重要文化財の中でも「地蔵菩薩画像」「天之図」の2点は、展示期間が定められていて見ることができませんでした。
(毎年5月と11月に展示されるみたいです!)
宝物殿を後にして、最後にお庭のほうへ。
重要文化財の石龕開山堂。
こちらも重要文化財の鎮守堂。
見どころたっぷりでした👀!!
帰りも・・・やっぱり道のりは遠かったです(笑)💦
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瀧谷寺は、長く静かな参道を歩いていると、
山門にたどり着くまでに本当にタイムスリップしてしまったのではないかという錯覚に陥るほど
異世界に迷い込んだような不思議な空気が流れていました。
歴代藩主たちも通ったお寺。
境内一体が荘厳な雰囲気とパワーに満ち、
一度も焼かれたことのないという本堂には、古さとともに生命力が感じられました。
三国散策の際には、ぜひ足を延ばしてみてください(^^)
住所:坂井市三国町滝谷1-7-15
開館時間:8~17時(11~2月は~16時30分)
休館日:無休
交通アクセス:えちぜん鉄道三国駅から徒歩10分/北陸自動車道金津ICから車で25分
所要時間:30分~1時間
料金:大人500円・中高生300円・小人200円
お問い合わせ先:瀧谷寺 0776-82-0216
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