300年受け継がれる伝統行事‼ 北陸三大祭 「三国祭」☆
毎年5月19日~21日までの3日間、三国町の三国神社を中心に開催される三国祭。
富山県の御車山祭、石川県の青柏祭と並び北陸三大祭りの1つにも数えられており、なんと300年もの歴史があり、福井県の指定無形民俗文化財にも指定されています。
福井県の一大イベントということもあり、地元の小中学校はお休みになります。
そして子供から大人まで、毎年およそ700人もの人々が山車(やま)をひいたりお囃子をしたりとお祭りに携わっているんです♡‼
見どころはなんといっても高さ6mにも及ぶ山車の乗った武者人形‼
(かつては10mを超すものもあったそうですが、明治時代に電線が整備されたのをきっかけに、今では6.5mの制限が設けられています。)
狭い道を賑やかなお囃子や、力強い掛け声とともに練り歩く姿はまさに圧巻です。
山車 は、三国町のおよそ30の地区が18台を所有しており、毎年交代で6台が当番となります。
それでは、今年登場した山車をご紹介っ♪
壱番山車 弁慶 弐番山車 浅井長政 参番山車 遮那王と武蔵坊
四番山車 真田信繁 五番山車 水戸光圀 六番山車 羅生門の鬼
山車の足元からてっぺんまではこんな感じです。 2階立てのような造りになっており、1階には太鼓、笛、三味線のお囃子隊が乗り、2階部分が武者人形となっています♪
武者人形は、毎回地区ごとに題材を選び、半年ほどかけて作り替えられているそうです。
骨組みは竹、顔は張子になっていて、和紙を重ねて作られています。着物には西陣織が使われることもあります♪
ちなみに、山車は3輪なのですが、車輪の大きさにびっくりしました・・・‼170㎝くらいはありそうです‼
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さて、中日である20日には、山車巡行が行われますが、朝8時から夕方18時までと、実に1日がかりの巡行です。
山車が練り歩くルートや通過予定時刻はHPでもわかりやすく公表されるため、三国神社前、三国駅前、露店の賑やかな通りなど、
各スポットでお目当ての山車を見逃すことなく楽しめます♡
私は今回、正午に三国神社前に6台が勢ぞろいするところを狙って行きました‼ 各山車蔵から三国神社へ向けて、山車が続々と集まってきます♪
ここでは、せまい道幅で山車がすれ違う場面も見られます♪ 五月晴れの空に山車がそびえ立ち、すぐそばから見上げるとすごい迫力でした‼
三国神社の階段にのたくさんの観客が・・・♪ 鳥居越しに見える山車も素敵です♡
三国神社の境内にもたくさんの露店が並びます♪
20日は金曜日でしたが、昼間から大賑わいでした‼
神社の境内に設置されているごみ箱は、何やらかわいらしい手作り感たっぷりのキャラクターが描かれています♪
実はこれ、毎年恒例、地元の小学生の手作りなのです♡お 祭り期間中は、交代でごみの回収までしてくれているそうです。 ありがとう(*^^*)
神社に舟神輿 (三国町は港町として有名です♪) が奉納され神事が執り行われると、いよいよ一番山車から順に、巡行へ出発です‼
神社の外へ出てみると、この人形焼き屋さんの屋根、とっても違和感がありますよね・・・??
これは、山車が通過するために各露店が協力し、屋根を高く跳ね上げることで通路を確保しているんです‼
もちろん見物に来た人々も、さっと道を開けて山車の通過を見守ります♡
それでも民家の屋根にぶつかりそうになったり、道幅いっぱいいっぱいで、見ている私もドキドキでした~(笑)
上に乗っている人の指示や号令に従って進行方向やスピードを調整するのですが、とても威勢のいい掛け声が飛び交い、活気がすごかったです‼
全国のみなさん、お祭りに熱い三国の男性はかっこいいですよ~♡
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巡行は壱番山車、弐番山車のあとに、武者行列、舟神輿、大神輿、そののち三番山車から六番山車と続いていきます。
この武者行列にも、たくさんの小中学生が参加しています(^^) 多くの子供たちが伝統あるお祭りに携わっていることを、とても嬉しく感じました♡
お囃子の音色が聞こえると、遠くから迫ってくる武者人形の姿・・・・‼ 何度見てもこの光景はとても迫力があり、なぜかわくわくしてしまいます♡
そして、巨大な山車が通った道路には、はっきりとした傷が残っており、山車の重厚さがうかがえます。
山車をまる1日かけて引き回す皆さんの、地元のお祭りを盛り上げる熱い気持ちがとっても強く伝わってきました。
今年は日差しも強く28度という猛暑の中、本当にお疲れさまでしたっ‼
三国祭後編へ続く♡
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