森に埋もれた石造りの中世巨大都市 ~福井の苔寺・白山平泉寺~
福井県勝山市の言わずと知れたパワースポット「白山平泉寺」。
インターネットで検索すると、「巨大な石作りの都市」「宗教都市」「国内最大級の石畳」などなど、興味深いワードがずらりと出てきます。
平泉寺へは、北陸自動車道 福井北ICまたは丸岡ICから約40分、えちぜん鉄道 勝山駅からバスまたはタクシーで約10分♪
境内は無料で散策することができます♪
平泉寺の始まりは、今からおよそ1300年前、717年のこと。
泰澄が白山信仰の拠点として、標高2702mの白山の登拝口に寺院を開きました。
室町時代には、48の社、36のお堂、最盛期には約8000人の僧坊を有したと伝えらえており、平泉寺が「中世の巨大宗教都市」と言われる所以となっています。
気になる面積ですが、全体の規模はなんと200ヘクタール!! さすが”都市”です。
そして、もう1つ驚くのは、白山平泉寺の発掘調査が始まったのは平成になってからで、今現在調査が終わっているのは2ヘクタール。
25年間もの年月をかけて、たったの1%しか調査が進んでいないそうなのです!!
今後どんな遺跡が発掘されるのか楽しみでなりません♪
(全体の調査が終わるまでに私たちが生きているか怪しいレベルですが・・・(笑) )
さて、無料の駐車場に車を停めて、早速散策開始です♪
と、その前に、駐車場から平泉寺の入り口までに、気になる石碑を発見!!
「東尋坊跡」と記されています。
ここ平泉寺は、平安時代の終わりに、三国エリアの断崖絶壁「東尋坊」の由来になった人物「東尋坊」という僧がいた場所なのです。
(東尋坊の由来はこちらをCheck♪)
勝山に東尋坊跡があることに驚き、思わず足を止めてしまいました。
ここからが本番、やっと白山神社の入り口です。
白山平泉寺は、一面に生す苔と、生い茂る杉の大木で有名です。
苔に関しては、あの有名作家・司馬遼太郎も、「京都の苔寺の苔も、平泉寺の苔と比べれば・・・・」と言って愛でたそうです。
一番の見ごろは6月頃だそうですが、4月末でもすでに苔がこんもりと生し、その光景はなんとも美しく、生命力を感じます。
今回はちょこたん編集長も出動です♪
こちらは広い敷地内でも絶対に押さえておきたい「御手洗池 (みたらしのいけ)」。
この泉は、泰澄が白山の女神と出会った場所とされ、「平泉寺」という名前の由来と言われています。
写真ではわかりにくいのですが、澄んだ水面は鏡池のようになっていて、なんとも神秘的です。
今にも神様が現れそうな雰囲気が漂っています‼
そして池のほとりにある御神木。こちらは泰澄自ら植えたものと伝えられています。
幹が途中から三股に分かれているのですが、これまた不思議。。。
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それにしても、見渡す限り、石造りの階段、苔、まっすぐに伸びた杉・・・1300年前にタイムスリップした気分になってしまいます。
名実ともに福井県指折りの”パワースポット”であることを実感しました。
ゆるやかな階段の向こうに、二の鳥居と拝殿が見えてきました。
杉に守られるようにしてひっそりとたたずむ拝殿。
こちらは、かつては間口が三十三間 (およそ80m)と壮大な建物でしたが、
現在のものは江戸時代に再建され、こじんまりとしたお堂に生まれ変わっています。
拝殿から来た道を見返してみるとこんな感じ。。。
拝殿の後ろへ回り、再び階段を上ると本社にたどり着きます。
本社を過ぎても、やはり変わらぬ景色が。
気が付けば「きれい・・・」と何度もつぶやく私(笑)
敷地すべてを回ると、90分ほどかかるようですが、私たちはのんびり30分ほど境内のメインコースのお散歩を楽しみました。
駐車場へ戻る途中、バス停に停車する派手なバスを発見!
勝山の市内バスは恐竜のラッピングカーでした♪
こちらは、ガイドブックに必ず載っている「平泉寺のソフトクリーム屋さん」💛
私たちが平泉寺へ来た目的の1つでもありました(笑)
お花に囲まれた、小さくてかわいらしいお店で、暑い日には行列ができる人気店です‼
ジャージー牛乳100%♡無添加♡手作り♡とたくさんのこだわりがあり、 とっても魅力的なソフトクリームやさんです♪
「プリンちゃん」と「やまぶどうさん」をいただきました♪ (ネーミングがとってもキュート💛)
「プリンちゃん」は、手作りの固めのプリンの下に、ソフトクリームがたっぷり♪
「山ぶどうさん」のぶどうソースは、近くの白山ワイナリー産が使用されています♪
ソフトクリームは、と~っても濃厚なミルク味で、少し固めなので、しっかり味わえます(^^)
どちらも本当においしくて、少し肌寒かったにも関わらずペロッと食べてしまいました♡
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