Latest blog

いくつ知ってる?? 福井が誇る伝統工芸7品☆

旅行のお土産といえば、食べ物以外に何が思い浮かびますか❓

やっぱりその土地の名産品や工芸品、気になりますよね(^^)

福井県には、経済産業大臣指定の伝統的工芸品7品目あります☆

昔の技を継承して作られる伝統工芸品はやはり高品質で趣がある品ばかり👀!

それぞれの歴史や関連施設をご紹介していきますので、最後までお付き合いください(^^)

1. 越前漆器

指定年月日 昭和50年5月10日
主な生産地 鯖江市
4 5 6
越前漆器の歴史はとても古く、その起源はおよそ1500年前に遡ります。継体天皇が皇子の頃、壊れた冠の修理を鯖江市の塗師が請負い、黒塗りのお椀を添えて献上したところ、その見事な出来栄えにたいそう感動され、鯖江市での漆器づくりを推奨されたと伝えられています。
この当時はシンプルな塗物でしたが、江戸時代以降、京都からは蒔絵、石川県輪島からは沈金を取り入れ、豪華で華麗な装飾がなされるようになりました。
漆器と聞くと、取り扱いが難しそう💦というイメージを持つ方も多いかと思いますが、最近では食器洗浄機や乾燥機に対応している漆器も開発されているそうです!(^^)

うるしの里会館

〒916-1221  福井県鯖江市西袋町40-1-2
TEL 0778-65-2727
観覧時間:午前9時~午後5時
毎月第4火曜日休館(休館日が祝日の場合は営業、翌日に休館)
​年末年始休館(12月29日~翌年1月3日)

 

2. 越前和紙

指定年月日 昭和51年6月2日
主な生産地 越前市
7 8
こちらの起源は、岡太神社にまつわるあるお姫様の伝説にあります(^^)
今から約1500年前、岡太川の川上にお姫様が現れ、当時貧しかった村里に紙漉きを伝えて発展をもたらしたと言われています。
奈良時代までは写経用紙として使われていましたが、次第に公家武家階級にも使われるようになり品質・生産量ともに向上し、全国有数の産地となりました。
私も越前和紙のブックカバーを愛用していますが、エコバッグやポーチ、名刺入れ、コースターなど丈夫でおしゃれな和紙製品がたくさん発売されています(^^)

越前和紙の里

〒915-0232 福井県越前市新在家町8-44
tel:0778-42-1363
観覧時間:午前9時~午後4時(休館日:年末年始)
※紙の神様”川上御前”をお祭りする神社も要チェック

 

3. 若狭めのう細工

指定年月日 昭和51年6月2日
主な生産地 小浜市
10
みなさん、”めのう細工”はどんなものかご存知ですか❓
めのうとは、年輪上の模様をもつ半透明の石英という石のことで、この原石に焼き入れ、彫刻、整形、磨きなどの工程を加えて作り上げたものがめのう細工です。
若狭めのう細工の起源は奈良時代。鰐族という海民族が若狭にやって来て、鰐街道を作り、玉を作ることを仕事としたのが始まりです。
若狭めのう細工は、天然石独特の光沢と繊細な彫刻に定評があり、世界に誇れる最高級品として知られるようになりました。

若狭工房(御食国若狭おばま食文化館2階)

〒917-0081 福井県小浜市川崎3丁目4番
TEL 0770-53-1034
観覧時間:9:000~18:00
(12-2月9:00~17:00)


スポンサーリンク




 

4. 若狭塗

昭和53年2月6日
主な生産地 小浜市
11
若狭塗の発祥は約400年前でした。
当時は質素倹約が美徳とされた徳川時代。華麗な若狭塗は、一部の公家や武家、裕福な商家で使う調度品のみに扱われ愛されてきました。
若狭塗箸は特に有名で、全国の塗箸シェアーの80%以上を占めているんです!
また、産地が”小浜市”ということで、”オバマ大統領”に若狭塗箸を贈呈したというのも有名なエピソード(^^)

若狭工房(御食国若狭おばま食文化館2階)

〒917-0081 福井県小浜市川崎3丁目4番
TEL 0770-53-1034
観覧時間:9:000~18:00
(12-2月9:00~17:00)

 

5. 越前打刃物

指定年月日 昭和54年1月12日
主な生産地 越前市
13
越前打刃物は700年前に、京都の刀匠が旅の途中に今の越前市に留まり、刀だけでなく鎌も手掛けるようになったのが始まりと言われています。技法は、日本古来の火造り鍛造技術と手仕上げが特徴で、高い技術が今もない確実に継承されています。
包丁は、国内ではもちろん、海外のプロの料理人達からも高く評価されています✨

タケフナイフビレッジ

〒915-0031 福井県越前市余川町22−91
TEL 0778-27-7120
営業時間 9:00~17:00
年中無休(1月1日から3日は除く)

 

6. 越前焼

指定年月日 昭和61年3月12日
主な生産地 越前町
1 3
日本六古窯の一つにも数えられる越前焼。発祥はおよそ850年前の平安時代末期であると考えられています。
高温で焼き上げる越前焼は、硬くて丈夫なことから越前海岸から船で北海道や島根県まで運ばれ、日本海側最大・北陸地方最大の釜場へ発展していきました。
継承されてきた技法をしっかりと守りつつ、近年は新しい作陶の試みや、海外進出にも力を入れています。

越前陶芸村

〒916-0255 福井県丹生郡越前町江波50-80-1


スポンサーリンク




 

7. 越前箪笥

指定年月日 平成25年12月26日
主な生産地 越前市
14 15
最後にご紹介する越前箪笥。こちらの起源は江戸時代後期頃、能面などの技師が傍らでお膳風呂や板戸を作り始め、さらに本格的な箪笥造りに発展していったといわれています。明治になると、多くの箪笥職人が越前市で開業し、”タンス町”と呼ばれるほどでした。
越前箪笥の特徴は、無垢材を使用し、くぎを使わないほぞ接ぎでの製法で、表面は漆塗り、飾り金具は越前打ちは小野技術で作られる鉄製のものが用いられています。見た目の美しさ・豪華さに加え、高品質で耐久性も優れており、調度品として根強い人気があります。

 

 

 

以上、福井の伝統工芸7品をご紹介いたしました。
それぞれに長い歴史があり、現在も多くの職人さんたちが受け継いだ技を忠実に再現してくれています。
さらに、新しいものを取り入れたり、全国や海外に福井ブランドとして発信したりと進化も遂げています❢
工芸品と聞くとどうしても”昔のもの”と単純に考えがちですが、越前和紙のブックカバー、越前漆器のスマホケース、越前箪笥のキャリーバッグのように、私たちの生活の中で気軽に使えるようなものも多いということに初めて気が付きました。
福井駅周辺のプリズム福井やhappiringでも手軽に購入できるので、
福井にお立ち寄りの際には、ぜひ福井の伝統工芸品に触れてみて頂きたいと思います(^^)

 

 

 

Leave a comment

Your email address will not be published.


*


TOP