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三国湊町でタイムスリップ♪レトロ建築巡りに出かけよう♡

町家や洋館が連なるノスタルジックな港町三国。
えちぜん鉄道三国駅から徒歩圏内に見どころが点在しており、気軽にタイムスリップ気分を味わえるとあって、
近年、メキメキと観光地としての魅力を発揮しつつあります(^^)
そんな三国の町のお勧めの楽しみ方は、レトロな建築物巡り♡

初めに、北前船の寄港地として繁栄を極めた湊町三國歴史について少しご紹介しておきます♪

 古代、周辺の豪族とともに栄えた三国の地は、三国港とともにその歴史を刻んできました。
三国港は中世は大寺の荘園の一部として、また南北朝時代には朝倉氏、柴田氏など歴代国主の支配と保護を受け、
港町としての役割を務めてきました。
江戸時代に入ると都市化が進むとともに人口が増加し、現在の市街地の概観がこの時代にできあがってきたと考えられています。
江戸中期、北陸の船乗りたちが大阪と北海道間を物資輸送しこれを売買して差益を得る「北前船交易」をはじめると、
三国でもやがて廻船経営に力を入れ始めました。
江戸後期には三国は日本海側有数の北前船の中継基地に発展。森田家・内田家といった豪商が誕生しました。
商業の発展は、町人文化・工芸技術をも開花させ、港は大いに賑わいました。
幕末期から明治初期の港の最盛期には、オランダ人技師による龍翔小学校の建設、日本発の西洋式工法の三国突堤の建設など大事業が行われました。
しかし、鉄道の普及が始まると同時に港湾機能が低下し、三国港は商港から漁港へと転換してゆきました。
三国は1700余年の歴史に映える港町。
ふと見渡し、大通りを一本入ると、当時の面影をそのまま残すノスタルジックな町屋風景や、いぶし銀のようなオーラを放つ貴重な建造物や豪商の屋敷跡・老舗名店が、町中にはわんさか残っていました。
しかし、「灯台元暗し」とは良く言ったもので、最近になってようやくその価値が見直され、官民一体となって整備保全を推進。
見違えるように洗練された旧市街地は、今や三国町になくてはならない観光の新スポットに成長しました。

福井県民にも、三国は漁港だと思っている方は多いと思いますが、歴史をさかのぼると日本有数の商港だったんです(^^)

 

さて、現在の三国の街並みはというと・・・・
えちぜん鉄道三国駅からきたまえ通りへ入ると、そこには当時にタイムスリップしたような時間が流れ、
静かに歴史をたどることができます。

 

それでは、今回の本題、三国へ行ったら見逃せない貴重な建築物をご紹介致します。

 

 

🏢三国湊町屋館🏢

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観光休憩所として親しまれている三国湊町屋館は、旧商家を改築したもので、建物内では三国湊町の昔の写真や引き札が展示され、
北陸三大祭りである三国祭の山車巡行の様子をビデオで見ることができます。
また、常駐している”ボランティアガイドきたまえ三国”の方々が、
三国の見所、歴史、文化、食事処など町歩きの楽しみを教えてくれるほか、
レンタルサイクル(2時間300円~)の貸し出しも行っており、
古い町並みから海沿いまでサイクリングを楽しむこともできます(^^)♪

【住所】坂井市三国町北本町4-6-55
【時間】午前9時から午後5時
【料金】入館は無料(トイレあり)
※ボランティア観光ガイドきたまえ三国湊町散策ガイド料1,500円より。観光ガイドは前日までに要予約
【アクセス】北陸自動車道金津インターチェンジから車で約20分/えちぜん鉄道三国駅より徒歩約5分
【電話】0776-82-8329

 

🏢みくに龍翔館🏢

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5階建て8角形のユニークな形の建物。
こちらは、オランダ人土木技師・エッセルデザインの龍翔小学校の外観を復元し、現在は資料館として開放されており、
ベザイ船の模型や、かつて三国祭りでひかれた山車などを展示し、三国文化や歴史などを学ぶことができます。
丘の上から三国の町が一望できるオススメスポット♪

【住所】坂井市三国町緑ヶ丘4-2-1
【アクセス】えちぜん鉄道三国駅から徒歩10分 (駐車場 22台)
【入館料】 300円
【時間】9-17時 (最終入館 16:30まで)
【休館日】 水曜日 (祝日の場合は翌日)

 

🏢旧岸名家🏢

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江戸時代の後期に建てられた、材木商・岸名家の旧邸。
笏谷石を敷いた通り庭が家の奥まで続いており、
妻入りの建物の前面に平入の建物を付けた三国独特の「かぐら建て」建築が特徴。
2階には三国ゆかりの文人などの資料が展示されています。

【住所】坂井市三国町北本町4-6-54
【アクセス】えちぜん鉄道三国駅から徒歩6分 (駐車場 なし)
【入館料】 100円
【時間】9-17時 (無休)

 

🏢旧森田銀行🏢

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言わずと知れた、三国湊町のシンボル的建造物。
豪商・森田家が創業した銀行の本店として大正9年(1920年)に建築。
県内最古の鉄筋コンクリート造りで、登録有形文化財にも指定されています。

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7mの一枚板からできたカウンターデスク、インドから取り寄せたという七宝焼き、手の込んだ階段手摺の彫刻など、
見どころは尽きません👀💦
中でも一番の注目は、厚さ50㎝にもなる見事な漆喰模様の天井!
まさに贅の限りを尽くした豪華な内装は一見の価値あり。

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旧森田銀行については過去の記事でも詳しくレポートしているので、是非そちらもチェックしてみてください(^^)

【住所】坂井市三国町本町3-3-26
【アクセス】えちぜん鉄道三国駅から徒歩7分 (駐車場 6台)
【入館料】無料
【時間】9-17時 (無休)

 


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🏢詰所三國🏢

2015年にオープンした町屋を改装した高級志向のゲストハウス☆

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アレックス・カー(Alex Arthur Kerr)氏がプロデュースを手掛け、
文化財マネジメントの資格を持つ建築家グループ「越ノ作事方」とともに計画をすすめ、
築百数十年の薬屋が、町家の趣はそのままに、現代的な快適性を備えた宿に生まれ変わりました。
洗練されたインテリアに、居心地のよいプライベート空間。
日常から離れて、潮風を感じたり、湊町の夕暮れや、古い町並みの中に身を置いたり、リラックスできそう☆

詰所三國
【住所】福井県坂井市三国町南本町3丁目3-17
【アクセス】えちぜん鉄道 三国駅より徒歩5分
【電話】080-2964-9613

📝三國湊町屋PROJECT

三國湊町屋PROJECTは、一般社団法人三國會所が運営する、
三国町にある町家などの空き家を保存・改修して活用する町づくりプロジェクトです。
空き家を店舗などに再生し、にぎわいをつくることで、三國湊の文化や三國湊そのものを未来へとつなげていくことを目的としています。
詰所三國もこのプロジェクトの一環として作られました。


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以上、港町三国のレトロな建築物をまとめてみました(^^)
町屋が並ぶ日本らしい雰囲気たっぷりのきたまえ通りですが、
かつて貿易の拠点となっていた港とあって、モダンで西洋的な建築物も今に残っており、
町の中で和洋が溶け合う、魅力たっぷりの町です♡
ぜひ皆さんも足を延ばしてみてはいかがでしょうか??♪

 

 

 

 

 

 

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